厄除けプレート第2弾、厄を祓って福を呼ぶ、「立春大吉」プレートを製作しました。

深川・北空知、旭川を中心に、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、マル安三上石材の三上です。「アマビエ」プレートに続く、厄除けプレート第2弾「立春大吉」プレートを製作しましたので、ご紹介いたします♪

 

厄除けプレート第2弾!! 「立春大吉」プレート

 

今回は、「アマビエ」プレートに続く第2弾として、「立春大吉」プレートを製作しました。節分(今年は124年ぶりに2月2日でした)の風習として、特に禅宗の場合、「立春大吉」と書いたものを玄関に貼って邪気を祓うことをします。「立春大吉」という文字は、左右対称になっていますよね。玄関から入ってきた鬼が振り返って文字を見たときも同じように見えるので、まだ家の中に入っていないと勘違いして戻って出て行ってしまうため、鬼を家に入れず、一年を平穏に過ごすことができるというものなんだそうです。今年は、コロナ禍ということもあって製作した「アマビエ」プレートに続いて、その「立春大吉」のプレートを制作してみました!

 

まずは「立春大吉」と揮毫しました。これをもとに、プレートの文字を彫刻することになります。

 

今回は、アクリル板に文字を彫刻します。ゴムシートを透明のアクリル板の上に貼り付け、そのゴムシートに文字を転写しました。お墓の彫刻と同じ要領です。

 

転写が済んだ文字は、本来のやり方通り、事務所の入り口にも貼ってみましたよ^^

 

アクリル板の上のゴムシートをカッティングしています。素材は、ガラスでもいいのですが、万が一割れてしまうともったいないので、割れにくいアクリル板を使用することにしました。

 

アクリル板にサンドブラストをかけます。石とは違い、少し傷がつく程度の力加減で行います。アクリル板の透明な部分が、いわゆる曇りガラス状の風合いになります。

 

完成しました!

前回作った「アマビエ」プレートと一緒に並べて、事務所の入り口に飾ってみました。台石は深川で採れる安山岩です。切り目を入れて立てられるようにしました。「安山」=「安産」のお守りにもなりますよ^^

 

裏側から見ると、こんな風に見えます。実は、今回透明なアクリル板を使用した理由は、裏側からみても同じ「立春大吉」と読めるからです。こうして見るととても分かりやすいですね。

 

かわいらしい「アマビエ」プレートと並ぶと、なんだかパワーをもらえるような空間になりました^^

石屋として、このコロナ禍に「アマビエ」プレートの他にも何かできることがないか?と考えたときに、本来は鬼や邪気を祓うこの日本古来の言葉で、疫病や鬱々とした空気をはねのけて、誰かを元気にすることができたら・・・との思いから、今回製作に至りました。お客様に事務所にお越しいただくこともまだまだ少ないですが、わずかでも来られた方がほんわかした気持ちになって、福を持ち帰っていただけると嬉しいです^^ 暦の上では春になりましたが、世の中にも早く春が訪れるといいですね。

その他の施工例に関する記事

●春からのご納骨に向けて、納骨袋の製作。雪深いこの時期から、ひとつひとつ心を込めて製作しています
●かわいらしい「ねずみ」の干支彫刻。お墓の墓誌台に設置して、ご家族を偲ぶ
●石に付着する汚れを除去!!お墓や彫像のクリーニング方法のご紹介
●「かまぼこ彫り」の木製看板の製作風景。石材以外のお仕事もいただいています
●かわいらしいアマビエの石プレートを制作。「まけるな!」元気お守りプレート
●毎年恒例、しめ飾り作りのようすをご紹介。良い一年になりますように
●日高石の自然石で、俳句碑を建立させていただきました。北海道北竜町イチイの森にて